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2016 年 6 月の CU がリリースされました

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2016 年 6 月の CU がリリースされました。

SharePoint 2016 向けの修正は 2 つリリースされており、それぞれ異なる修正のため、最新にするには両方インストールする必要があります。

 

SharePoint 2010

KB: June 14, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2010 (KB3115245)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Server 2010 (KB3115245) の更新プログラム

SharePoint 2013

KB: June 14, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2013 (KB3115174)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2013 (KB3115174) の更新プログラム

SharePoint 2016

KB: June 14, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3115181)

ダウンロード:Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3115181) の更新プログラム

KB: June 14, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3115184)

ダウンロード:Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3115184) の更新プログラム

 

– 参考リンク

June 2016 CU for SharePoint Server 2016 is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/06/14/june-2016-cu-for-sharepoint-server-2016-is-available-for-download/

June 2016 CU for SharePoint 2013 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/06/14/june-2016-cu-for-sharepoint-2013-product-family-is-available-for-download/

June 2016 CU for SharePoint 2010 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/06/14/june-2016-cu-for-sharepoint-2010-product-family-is-available-for-download/

 

注意事項

・SharePoint 2013 の 2015 年 7 月 CU 以降の CU にはデータベーススキーマの拡張を行う修正が含まれており、CU 適用後に構成ウィザードを実行しない場合に検索クロールが失敗します。検索クロールの問題を回避するために、2015 年 7 月 CU より前の環境に 2015 年 7 月 CU 以降の CU を適用する際には、適用後に必ず構成ウィザードを実施してください。

Important: PSCONFIG is mandatory for July 2015 CU for SharePoint 2013 http://blogs.technet.com/b/stefan_gossner/archive/2015/07/15/important-psconfig-is-mandatory-for-july-2015-cu-for-sharepoint-2013.aspx


Office 365 グループ機能で作成した OneDrive for Business サイトを列挙する方法

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こんにちは SharePoint サポートの森 健吾 (kenmori) です。

Office 365 グループ機能を使うことで、グループ単位で OneDrive for Business サイトを作成できます。これらのサイト コレクションは、各テナントで使用できる容量を消費します。

しかしながら、これらのサイトは、SharePoint Online 管理センターや SharePoint Online 管理シェルの Get-SPOSite で確認できないため、サイト一覧や使用容量が把握しにくい傾向にあります。

Office 365 グループの SharePoint サイト URL を取得するためには、Exchange Online のコマンドレットである Get-UnifiedGroup を使用します。

以下に、Office 365 グループ機能で作成された OneDrive for Business サイトの情報を取得する PowerShell サンプル コードをご紹介します。

 

手順

1. 以下の内容をテキスト エディタに貼り付けます。

param(
  $AdminUrl,
  $UserName,
  $Password,
  $Detail
)
$sstr = ConvertTo-SecureString -string $Password -AsPlainText -Force
$spocred = New-Object System.Management.Automation.PSCredential($UserName, $sstr)
Connect-SPOService -Url $AdminUrl -Credential $spocred
$exosession = New-PSSession -ConfigurationName Microsoft.Exchange -Credential $spocred -Authentication Basic -ConnectionUri https://ps.outlook.com/powershell -AllowRedirection
$temp = Import-PSSession $exosession -AllowClobber -DisableNameChecking
$groupsites = (Get-UnifiedGroup).SharepointSiteUrl
foreach ($groupsite in $groupsites)
{
  if ($groupsite)
  {
    if ($Detail)
    {
      Get-SPOSite $groupsite | fl
    }
    else
    {
      Get-SPOSite $groupsite
    }
  }
}
Remove-PSSession $exosession

2. ファイル名を get-groupspersonalsite.ps1 などとして保存します。

3. 引数を指定して実行します。

(概要モードで実行)
PS> .\get-groupspersonalsite.ps1 -AdminUrl https://tenant-admin.sharepoint.com/ -UserName admin@tenant.onmicrosoft.com -Password PASSWORD

(詳細モードで実行)
PS> .\get-groupspersonalsite.ps1 -AdminUrl https://tenant-admin.sharepoint.com/ -UserName admin@tenant.onmicrosoft.com -Password PASSWORD -Detail $true

 

以下に参考情報を記載いたします。

タイトル : Office 365 グループについて
アドレス : https://support.office.com/ja-jp/article/b565caa1-5c40-40ef-9915-60fdb2d97fa2

タイトル : Get-UnifiedGroup
アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/mt238272(v=exchg.160).aspx

タイトル : SharePoint Online に対して PowerShell を使用する方法
アドレス : https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2014/10/19/sharepoint-online-powershell/

今回の投稿は以上となります。

Microsoft Planner のプラン作成直後の動作について

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※2016 年 7 月 5 日に内容を更新しました。

こんにちは、SharePoint サポートの森村です。
本記事では Microsoft Planner (以下 Planner) を使用し、プランを作成した直後の動作についてご案内いたします。

なお、本日 (2016 年 7 月 5 日) 現在の情報となるため、動作に変更等がある可能性があります。

目次
1. プラン作成直後の動作について
2. 関連情報

1. プラン作成直後の動作について
Planner 製品は Office 365 グループの機能を利用しております。
Planner のページから [新しいプラン] をクリックすると、プランの名前の Office 365 グループが作成され、そのグループ用のプランとして Planner 上でプランの編集が可能となります。

本日 7/5 時点の動作では、Planner からプラン作成後に自動的にグループのサイト コレクションの作成が開始されるため、プラン作成直後には関連サイトは存在しません。このため、[スレッド]、[ファイル]、[ノートブック] 等の関連メニューは使用できず、下記の様にメッセージが表示される場合があります。

プラン作成直後に [ノートブック] をクリックした場合
PlannerNotebookMenu
「まだプランのノートブックを設定中です。しばらくしてから、もう一度ご確認ください。」というメッセージが表示されます。

プラン作成直後に [スレッド] をクリックした場合
ThreadCreating
「まだプランのスレッドを設定中です。しばらくしてから、もう一度ご確認ください。」というメッセージが表示されます。

プラン作成直後に [ファイル] をクリックした場合
PlannerFileMenu
「まだプランのファイル ストレージを設定中です。しばらくしてから、もう一度ご確認ください。」というメッセージが表示されます。

上記の場合、数分~十数分程度待つことで関連サイトが作成されますので、その後にサイドメニューをクリックいただくことで、正常動作します。
あるいは下記対処方法を実施することでサイトが作成され、[ノートブック]、[スレッド]、[ファイル] のメニューが使用可能となります。

対処方法

  1. アプリケーション ランチャーから [メール] をクリックして Outlook Web Access のページを表示します。
  2. 左側のグループの一覧から、先ほど作成したプランの名前のグループ名をクリックします。
  3. 少し待つとグループのスレッドのページが作成されて表示されますので、上部に表示されるメニューから [ファイル] をクリックします。
  4. 「グループ ファイルを設定しています この処理には数分かかる場合があります。ここから移動しても、処理は継続します。」と表示されるので、数分程度待ちます。
  5. 自動的に表示が変わり、「準備ができました <プラン名> のファイルに移動」と表示されますので、「<プラン名> のファイルに移動」のリンク部分をクリックします。
  6. グループのサイトが表示されます。
  7. Planner のプランのページを再度表示し、[ノートブック]、[スレッド]、[ファイル] のメニューが使用可能となったことを確認します。

2. 関連情報
下記の弊社の米国のエンジニアのブログにて、類似情報をご案内いたしております。

タイトル : Microsoft Planner: What do I do if my Notebook is not ready?
アドレス : https://blogs.msdn.microsoft.com/brismith/2016/06/15/microsoft-planner-what-do-i-do-if-my-notebook-is-not-ready/

プランを作成した場合、Office 365 グループが同時に作成されますので、全体の動作につきましては、Office 365 グループの動作に準拠します。
関連動作については Office 365 グループに関するヘルプページを参照ください。

タイトル : Office 365 グループについて
アドレス : https://support.office.com/ja-jp/article/b565caa1-5c40-40ef-9915-60fdb2d97fa2

タイトル : Office 365 グループ
アドレス : https://support.office.com/ja-jp/article/3f780e8e-61aa-4287-830d-ff6209cbc192

今回の投稿は以上です。


本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

Microsoft Planner にて一般ユーザーによるプラン作成を制限する方法について

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こんにちは、SharePoint サポートの森村です。
本記事では Microsoft Planner (以下 Planner) を使用した場合の動作について、弊社の米国のエンジニアが公開済みの下記ブログ記事の内容についてご案内いたします。

タイトル : Microsoft Planner–a few common support answers
アドレス : https://blogs.msdn.microsoft.com/brismith/2016/06/06/microsoft-plannera-few-common-support-answers/

タイトル : Microsoft Planner: Another look as MsolSettings–and a couple more answers
アドレス : https://blogs.msdn.microsoft.com/brismith/2016/06/07/microsoft-planner-another-look-as-msolsettingsand-a-couple-more-answers/

なお、本日 (2016 年 6 月 24 日) 現在の情報となるため、動作に変更等がある可能性があります。

目次
1. Microsoft Planner にて管理者以外の一般ユーザーによるプラン作成を制限する方法
2. 一部の一般ユーザーにプラン作成を許可する方法
3. 再度一般ユーザーにプラン作成を許可する方法 (設定を変更、削除する方法)
4. 関連情報

1. Microsoft Planner にて管理者以外の一般ユーザーによるプラン作成を制限する方法
Planner 製品は Office 365 グループの機能を利用しております。
Planner のページから [新しいプラン] をクリックすると、プランの名前の Office 365 グループが作成され、そのグループ用のプランとして Planner 上でプランの編集が可能となります。

しかし、テナントの管理方針によっては、自由に Office 365 グループの作成をさせたくない、ということも考えられます。
Planner の [新しいプラン] メニューでは、Outlook Web Access ページからの Office 365 グループ作成とは異なる機能を使用しているため、Exchange Online の PowerShell にて、Set-OwaMailboxPolicy を使用し Office 365 グループの作成を禁止している場合でも新規にプラン (Office 365 グループ) が作成される動作となります。

このため、自由に Office 365 グループの作成をさせたくない場合は下記手順にて PowerShell を使用することで、テナントの管理者 (全体管理者、ユーザー管理の管理者) 以外の一般ユーザーによるプランの作成 (Office 365 グループの作成) を禁止することが可能です。

事前準備手順

  1. 64 Bit OS が動作している Windows 10/8.1/8/7 PC を準備します。
  2. Windows 7 PC で使用する場合は、前提条件を満たすために、最新の Windows Update をすべて適用します。Windows Update 適用後に再起動を行い、その後下記リンクから Windows Management Framework 3.0 をインストールし、 Windows PowerShell 3.0 を使用可能とします。(Windows 8 以降の場合は 2. の手順は不要です。)
    タイトル : Windows Management Framework 3.0
    アドレス : http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=34595
  3. 下記弊社 TechNet ページを参照し、Microsoft Online Services サインイン アシスタントのインストールを行います。
    タイトル : Connect to Office 365 PowerShell
    アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dn975125.aspx
    
  4. 下記のページを開き、AdministrationConfig.msi ファイルの右側の [単一のファイルをダウンロードする] 列に表示されている [ダウンロード] のリンクをクリックし、最新版の Azure Active Directory の PowerShell モジュール (AdministrationConfig.msi) を入手し、インストールを実施します。ページに記載がありますように、本日 6/24 時点でプレビュー版の内容となります。
    なお、利用するコマンドレットは下記の最新版にて追加されたものとなりますため、以前に Azure Active Directory の PowerShell モジュールをインストール済みの環境の場合でも、改めて最新版の入手、およびインストールが必要となります。
    タイトル : Azure Active Directory Connection
    アドレス : http://connect.microsoft.com/site1164/Downloads/DownloadDetails.aspx?DownloadID=59185
  5. PowerShell の実行ポリシーを変更していない場合は、インストールした Windows PowerShell の Microsoft Azure Active Directory モジュール を管理者権限で起動し、下記コマンドを実行します。(すでに変更済みの場合は 5. の手順は不要です。)
    Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

設定手順

  1. インストールした “Microsoft Azure Active Directory Module for Windows PowerShell” をクリックして、コンソールを起動後、以下の 5 行のコマンドレットを実行します。1 行目の Connect-MsolService を実行すると、認証ダイアログがポップアップされるので、該当テナントの管理者アカウントとパスワードを入力します。
    Connect-MsolService;
    $template = Get-MsolSettingTemplate -TemplateId 62375ab9-6b52-47ed-826b-58e47e0e304b;
    $setting = $template.CreateSettingsObject();
    $setting["EnableGroupCreation"] = "false";
    New-MsolSettings -SettingsObject $setting;

    なお、2 行目の Get-MsolSettingTemplate にてエラーとなる場合は、最新版の Azure Active Directory の PowerShell モジュールをインストールしていないことが原因として考えられます。
    上記「事前準備手順」の手順 4. を再度ご確認ください。

  2. 設定が反映されるまで、数分~1 時間程度待ちます。
  3. テナントの管理者以外の、一般のユーザーにて Planner にアクセスを行い、新規プラン作成を試みるとエラーメッセージが表示され、プランが作成できない動作に変化したことを確認します。

プランが作成できない場合のメッセージ
CannotCreatePlan
「プランを作成できませんでした。少し待ってから、もう一度お試しください。」と表示されます。※ 6/24 現在時点での動作です。

2. 一部の一般ユーザーにプラン作成を許可する方法
上記「1. Microsoft Planner にて管理者以外の一般ユーザーによるプラン作成を制限する方法」では、すべての一般ユーザーによるプラン作成 (Office 365 グループ作成) を禁止しますが、テナントの管理方針によっては、一部の一般ユーザーにはプラン作成を許可したい、ということも考えられます。

この場合は、上記 1. の方法に少し手順を追加することで、実現が可能です。

設定手順

  1. 上記「1. Microsoft Planner にて管理者以外の一般ユーザーによるプラン作成を制限する方法」の事前準備手順を実施します。
  2. Office 365 管理センター上にて、セキュリティ グループを作成します。(例 : CanCreateGroups)
  3. プランを作成可能としたいユーザーをセキュリティ グループに追加します。
  4. “Microsoft Azure Active Directory Module for Windows PowerShell” をクリックして、コンソールを起動後、以下のコマンドレットを実行します。<セキュリティ グループ名> の部分は適宜変更します。
    # 新規に設定を行う場合は、下記 7 行のコマンドレットを実行します。
    Connect-MsolService;
    $targetgroup = Get-MsolGroup | Where-Object { $_.DisplayName -eq "<セキュリティ グループ名>"};
    $template = Get-MsolSettingTemplate -TemplateId 62375ab9-6b52-47ed-826b-58e47e0e304b;
    $setting = $template.CreateSettingsObject();
    $setting["EnableGroupCreation"] = "false";
    $setting["GroupCreationAllowedGroupId"] = $targetgroup.ObjectId;
    New-MsolSettings -SettingsObject $setting;
    # 既に「1. Microsoft Planner にて管理者以外の一般ユーザーによるプラン作成を制限する方法」を実施済みの場合は、
    # 下記 7 行のコマンドレットを実行します。
    Connect-MsolService;
    $targetgroup = Get-MsolGroup | Where-Object { $_.DisplayName -eq "<セキュリティ グループ名>"};
    $currentsetting = Get-MsolAllSettings | Where-Object { $_.TemplateId -eq "62375ab9-6b52-47ed-826b-58e47e0e304b"};
    $value = $currentsetting.GetSettingsValue();
    $value["EnableGroupCreation"] = "false";
    $value["GroupCreationAllowedGroupId"] = $targetgroup.ObjectId;
    Set-MsolSettings -SettingId $currentsetting.ObjectId -SettingsValue $value;

    Get-MsolSettingTemplate や Get-MsolAllSettings 等がエラーとなる場合は、最新版の Azure Active Directory の PowerShell モジュールをインストールしていないことが原因として考えられます。
    上記「事前準備手順」の手順 4. を再度ご確認ください。

  5. 設定が反映されるまで、数分~1 時間程度待ちます。
  6. テナントの管理者以外の、一般のユーザーにて Planner にアクセスを行い、新規プラン作成を試みるとエラーメッセージが表示され、プランが作成できない動作に変化したことを確認します。

3. 再度一般ユーザーにプラン作成を許可する方法 (設定を変更、削除する方法)
一般ユーザーによるプラン作成を禁止した後に、再度プラン作成を許可したい場合は、下記手順にて設定値の変更を行うことで、テナントの設定が変更され、再度プラン作成が可能となります。

設定手順

  1. 上記「1. Microsoft Planner にて管理者以外の一般ユーザーによるプラン作成を制限する方法」の事前準備手順を実施します。
  2. “Microsoft Azure Active Directory Module for Windows PowerShell” をクリックして、コンソールを起動後、以下の 5 行のコマンドレットを実行します。
    Connect-MsolService;
    $currentsetting = Get-MsolAllSettings | Where-Object { $_.TemplateId -eq "62375ab9-6b52-47ed-826b-58e47e0e304b"};
    $value = $currentsetting.GetSettingsValue();
    $value["EnableGroupCreation"] = "true";
    Set-MsolSettings -SettingId $currentsetting.ObjectId -SettingsValue $value;
  3. 設定が反映されるまで、数分~1 時間程度待ちます。
  4. テナントの管理者以外の、一般のユーザーにて Planner にアクセスを行い、新規プラン作成が可能となったことを確認します。
  5. 以降は任意の手順となりますが、”EnableGroupCreation”、”GroupCreationAllowedGroupId” 以外の設定を変更していない場合は、追加で下記 3 行のコマンドレットを実行することで、設定を削除することが可能です。必ず先に 2. の手順にて “EnableGroupCreation” の設定値を変更後に削除をお願いいたします。
    Connect-MsolService;
    $currentsetting = Get-MsolAllSettings | Where-Object {$_.TemplateId -eq "62375ab9-6b52-47ed-826b-58e47e0e304b"};
    Remove-MsolSettings -SettingId $currentsetting.ObjectId;

4. 関連情報
プランの作成の制限方法は 2016 年 6 月の Office 365 の更新で機能追加されております。
詳細につきましては下記でご案内いたしております。

タイトル : What’s new in Office 365 Groups administration—June 2016 update
アドレス : https://blogs.office.com/2016/06/13/whats-new-in-office-365-groups-administration-june-2016-update/

今回の投稿は以上です。


本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

SharePoint 2007 から SharePoint 2010 へのコンテンツ データベース移行時に発生する WARNING について

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こんにちは、SharePoint サポートの丹羽 (ニワ) です。

 

SharePoint 2007 の延長サポート終了を 2017 10 10 日に控え、SharePoint 2016 SharePoint 2013 への移行をご検討いただいている方も多くいらっしゃるかと思います。

今回の投稿では、SharePoint 2007 からのアップグレードに伴って必要となる、SharePoint 2010 へのコンテンツ データベースの移行の際に発生する現象と対処方法を紹介させていただきます。

 

 

発生する現象

SharePoint 2007 から SharePoint 2010 Mount-SPContentDatabase コマンドを用いてコンテンツ データベースの移行を実施した際に、以下のようにコマンドが正常に終了した場合にも、コマンドを実行した SharePoint 2010 サーバーの Upgrade ログに WARNING が出力されます。

 

Mount-SPContentDatabase コマンドは正常に終了するものの

 MountDB

 

Upgrade ログに WARNING が出力されています。

ここから

[powershell] [SPContentDatabaseSequence] [INFO] [2016/06/23 18:00:19]: SPContentDatabase Name=WSS_Content

[powershell] [SPContentDatabaseSequence] [WARNING] [2016/06/23 18:00:19]: ファイル [Features\ExcelServerSite\Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp] がデータベース [WSS_Content] [1] 回参照されていますが、現在のファームにインストールされていません。このファイルを含むすべての機能/ソリューションをインストールしてください。

[powershell] [SPContentDatabaseSequence] [INFO] [2016/06/23 18:00:19]: SPContentDatabase Name=WSS_Content

[powershell] [SPContentDatabaseSequence] [WARNING] [2016/06/23 18:00:19]: データベース [WSS_Content] では 1 つ以上の設定ファイルが参照されていますが、現在のファームには設定ファイルがインストールされていません。該当するファイルを含む機能またはソリューションをインストールしてください。

ここまで

 

 

原因

本現象は Mount-SPContentDatabase コマンド内で実行されている事前チェックにて、WARNING に記載の Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp が存在しないと判断されていることにより発生します。

具体的には、SharePoint 2007 では ExcelServerSite のフィーチャーとして取り扱っていた Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp が、SharePoint 2010 では ExcelServerWebPart のフィーチャーとして利用するように変更されたため、ファイルが配置されるパスが変更されたことに起因します。

 

SharePoint 2007 の場合

12\TEMPLATE\FEATURES\ExcelServerSite\Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp

 

SharePoint 2010 の場合

14\TEMPLATE\FEATURES\ExcelServerWebPart\Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp

 

Mount-SPContentDatabase コマンドを実行した場合に、このパスの違いを SharePoint 2010 側で認識する際のマッピング処理が正しく行われておらず、Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp ファイルを正常に検知することができないため、上述の WARNING が発生します。

しかしながら、本変更に伴い 14\TEMPLATE\FEATURES\ExcelServerSite\Feature.xml に以下の MapFile 要素が記述されており、アップグレード処理自体は問題なく終了しますのでご安心ください。

 

 — Feature.xml 抜粋ここから

 <UpgradeActions>

 <VersionRange EndVersion=”14.0.1.0″>

 <MapFile FromPath=”FEATURES\ExcelServerSite\Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp” ToPath=”FEATURES\ExcelServerWebPart\Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp”/>

 </VersionRange>

 </UpgradeActions>

 — Feature.xml 抜粋ここまで

 

この要素は当該のフィーチャーをアップグレードする際に FEATURES\ExcelServerSite\Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp FEATURES\ExcelServerWebPart\Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp にマップすることを意味しています。

このため、14\TEMPLATE\FEATURES\ExcelServerWebPart Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp が存在していれば当該のフィーチャーのアップグレードは正常に完了します。

 

 

対処方法

上述のとおり、本 WARNING は、Mount-SPContentDatabase コマンド内の事前チェック処理における誤検知で発生しており、アップグレード処理自体は正常に終了するため、基本的に無視していただいて問題ありません。

また、WARNING  の出力を止めたい場合は、以下の手順で SharePoint 2010 にて、事前チェック処理時に参照する SharePoint 2007 と同様のパスに Office.Excel.WebUI.dwp ファイルを配置することでも回避可能となります。

 

<手順>

  1. 14 ハイブ以下の TEMPLATE\FEATURES\ExcelServerWebPart を開きます。
  2. Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp をコピーします。
  3. 14 ハイブ以下の TEMPLATE\FEATURES\ExcelServerSite を開きます。
  4. 手順 2 でコピーした Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp を保存します。

 

なお、Microsoft.Office.Excel.WebUI.dwp “Excel Web Access” Web パーツをご利用いただくために必要となりますが、以下のように WARNING 発生時も SharePoint 2010 移行後に問題なく本 Web パーツが利用可能であることを確認しています。

 ExcelWebAccessPic

 

今回の投稿は以上となります。

 

2016 年 7 月の CU がリリースされました

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2016 年 7 月の CU がリリースされました。

SharePoint 2016 向けの修正は 2 つリリースされており、それぞれ異なる修正のため、最新にするには両方インストールする必要があります。

 

SharePoint 2010

KB: July 12, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2010 (KB3115319)

ダウンロード:Microsoft SharePoint Server 2010 (KB3115319) の更新プログラム

SharePoint 2013

KB: July 12, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2013 (KB3115293)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2013 (KB3115293) の更新プログラム

SharePoint 2016

KB: MS16-088: Description of the security update for SharePoint Server 2016: July 12, 2016  (セキュリティ更新プログラムと同胞になります。)

ダウンロード:Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3115299) のセキュリティ更新プログラム

KB: July 12, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3115304)

ダウンロード:Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3115304) の更新プログラム

 

– 参考リンク

July 2016 CU for SharePoint Server 2016 is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/07/12/july-2016-cu-for-sharepoint-server-2016-is-available-for-download/

July 2016 CU for SharePoint 2013 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/07/12/july-2016-cu-for-sharepoint-2013-product-family-is-available-for-download/

July 2016 CU for SharePoint 2010 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/07/12/july-2016-cu-for-sharepoint-2010-product-family-is-available-for-download/

 

注意事項

・SharePoint 2013 の 2015 年 7 月 CU 以降の CU にはデータベーススキーマの拡張を行う修正が含まれており、CU 適用後に構成ウィザードを実行しない場合に検索クロールが失敗します。検索クロールの問題を回避するために、2015 年 7 月 CU より前の環境に 2015 年 7 月 CU 以降の CU を適用する際には、適用後に必ず構成ウィザードを実施してください。

Important: PSCONFIG is mandatory for July 2015 CU for SharePoint 2013

http://blogs.technet.com/b/stefan_gossner/archive/2015/07/15/important-psconfig-is-mandatory-for-july-2015-cu-for-sharepoint-2013.aspx

仮想環境上の SharePoint ファームのバックアップについて

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こんにちは、SharePoint サポートの西村です。

今回は仮想環境の SharePoint ファームのバックアップについて投稿したいと思います。

 

Hyper-V をはじめとする仮想環境上に SharePoint ファームを構築することも大分一般的となり、私たちもお問い合わせをいただくことが増えてきました。

一般的な SahrePoint ファームのバックアップ・リストア方法については、下記の技術資料に記載されているのですが、仮想環境のバックアップに関しては記載がありません。

 

タイトル:SharePoint Server 2016 でファームをバックアップする

アドレス:https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ee428316(v=office.16).aspx

 

そこで、本投稿ではサポートされる仮想環境上の SharePoint ファームのバックアップ方法についてご案内したいと思います。

 

サポートされるバックアップ方法

—————————————–

下記に推奨される仮想環境のバックアップ方法を記載いたします。

なお本投稿では、Hyper-V 上の SharePoint ファームをバックアップすることを想定しております。

 

  • 方法 1
  1. ファームを構成する全ての仮想マシンをシャットダウンします。
  2. 仮想マシンをホストするサーバーにて、全ての仮想マシンを Windows Server バックアップにて保存します。

 

  • 方法 2
  1. ファームを構成する全ての仮想マシンをシャットダウンします。
  2. 仮想マシンをホストするサーバーにて、全ての仮想マシンをエクスポートし保存します。

 

※運用環境におけるスナップショットの取得、スナップショットを使用した切り戻しは後述引用資料 “SharePoint 2013 仮想マシンと Hyper-V 環境にベスト プラクティスの構成を使用する” にも記載のとおりサポートされません。

 

 

仮想イメージをバックアップする際の注意事項

——————————————————–

仮想環境上の SharePoint ファームを、仮想イメージごとバックアップする場合は、SQL Server を含むファーム内の全てのサーバーをシャットダウンした (全台停止) 状態で、同タイミングでバックアップを取得する必要があります。

SharePoint ファームでは構成データベースやファームに参加している各 SharePoint サーバーの情報 (構成ファイル、レジストリなど) やタイマージョブの整合性が保たれている事が動作上必須であるため、SharePoint だけでなく、SQL Server も同じタイミングでバックアップしていただく必要があります。(なお、SharePoint ファーム環境にて一部のサーバーのみをバックアップより復元する方法はサポートされません。)

また、通常 SharePoint では DC (ドメイン コントローラー) のバックアップを同時に取得いただく必要はありませんが、長期間 DC と接続していないメンバーサーバーは、ドメイン ユーザーを使用したログインが出来なくなる場合があります。

仮想イメージの復元後に OS へのログインなど DC との通信に問題が発生した場合、ドメインへの再参加が必要になります。

もしログインできなくなった場合は、いったんサーバーをドメインから外してワークグループに戻してから再びドメインに参加させることで修復を行うことが可能です。

 

 

ファームのシャットダウン/起動時の注意事項 (各種サービスやバッチについて)

————————————————————————————————-

シャットダウン時、後述で例示するサービスや操作が実行中のままサーバーを停止した場合には、再起動後に問題が発生する可能性があります。

また、サービス起動中や操作実行中にその操作が中断された場合には変更対象のアイテムや設定が破損する可能性が考えられます。

そのため、ユーザーのアクセスやサービスの実行時間を避けて実施いただくことや、スケジュールを調整することが必要です。

 

例)

・ 検索サービスがクロールを実行中である。

・ ユーザープロファイルの同期が実行中である。

・ SharePoint のバックアップジョブが実行中である。

・ SharePoint の管理コマンドを実行中である。

 

また SharePoint 既定のタイマージョブについては、予定された実行日時にサーバーが停止していた場合はリトライを行うようになっておりますので、通常であればシャットダウンを行っても問題ございません。

ただし、タイマージョブの実行と、サーバーの停止が、両方とも毎週 1 回で同じ時間帯にスケジュールされているような場合、当該ジョブは実行されない状況となりますので、必要に応じて停止のスケジュールとタイマージョブの実行スケジュールを調整いただくことをお勧めいたします。

 

 

ファーム内のサーバーをシャットダウン/起動する際の推奨順序

—————————————————————————

SharePoint ファームにおいては、SharePoint サーバーをすべて停止してから SQL Server を停止することが推奨されます。

また起動時は逆に SQL Server を開始後、SharePoint サーバーを起動することが推奨されます。

SQL Server を SharePoint サーバーより先に停止すると、SQL Server にアクセスできないことを示すエラーがイベント ログや SharePoint 診断ログに大量に出力されます。また、SQL Server が停止している間に SharePoint サーバーを起動した場合、起動のために SQL Server との通信が必要なサービスが起動に失敗する可能性があります。

SQL Server を先に停止することで必ず問題が発生するわけではありませんが、上記の理由から、SharePoint サーバーをすべて停止してから SQL Server を停止し、SQL Server を開始してから SharePoint サーバーを開始することをお勧めいたします。

 

 

以上です。

上記をご参照の上、ご利用の環境に応じた復旧プランをご検討いただければ幸いです。

なお仮想環境上に SharePoint ファームを構築する際の推奨事項につきましては、下記技術資料もご参考ください。

 

タイトル:SharePoint 2013 仮想マシンと Hyper-V 環境にベスト プラクティスの構成を使用する

アドレス:https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff621103(v=office.15).aspx

2016 年 8 月の CU がリリースされました

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2016 年 8 月の CU がリリースされました。

今月は SharePoint2010 向けの修正はリリースされておりません。なお、SharePoint 2016 向けの修正は 2 つリリースされており、それぞれ異なる修正のため、最新にするには両方インストールする必要があります。

 

SharePoint 2013

KB: August 9, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2013 (KB3115450)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2013 (KB3115450) の更新プログラム

SharePoint 2016

KB: August 9, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3115437)

ダウンロード:Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3115437) の更新プログラム

KB: August 9, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3115441)

ダウンロード:Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3115441) の更新プログラム

 

– 参考リンク

August 2016 CU for SharePoint Server 2016 is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/08/09/august-2016-cu-for-sharepoint-server-2016-is-available-for-download/

August 2016 CU for SharePoint 2013 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/08/09/august-2016-cu-for-sharepoint-2013-product-family-is-available-for-download/

 

 

注意事項

・SharePoint 2013 の 2015 年 7 月 CU 以降の CU にはデータベーススキーマの拡張を行う修正が含まれており、CU 適用後に構成ウィザードを実行しない場合に検索クロールが失敗します。検索クロールの問題を回避するために、2015 年 7 月 CU より前の環境に 2015 年 7 月 CU 以降の CU を適用する際には、適用後に必ず構成ウィザードを実施してください。

Important: PSCONFIG is mandatory for July 2015 CU for SharePoint 2013

http://blogs.technet.com/b/stefan_gossner/archive/2015/07/15/important-psconfig-is-mandatory-for-july-2015-cu-for-sharepoint-2013.aspx


SharePoint 2013 の検索スキーマについて

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こんにちは。SharePoint サポートの銭 国康 (セン クニヤス) です。

今回は SharePoint 2013 の検索スキーマについて紹介します。

 

目次

1 SharePoint のプロパティ検索について

2 検索スキーマとは

3 検索スキーマの処理の流れについて

4 検索スキーマの設定レベルについて

5 検索スキーマの管理について

6 検索スキーマの使用例

 

 

1 SharePoint のプロパティ検索について

SharePoint 2013 では、ドキュメントやリスト アイテムの名前や、作者などのプロパティに対し、プロパティ検索ができます。

pic1-1

1-1 アイテム名のプロパティ検索の図

 

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1-2  作者のプロパティ検索の図

 

このようにプロパティ検索を利用することで、ほしい結果を素早く検索することができ、SharePoint の大変便利な機能の一つだと言えます。さて、ドキュメント ライブラリやリストの自作した列 (固有列) に対し、どのように検索すれば良いのか、思われたことはありませんか?例えば、以下のように [部署名] という固有列があった場合、部署名でプロパティ検索を実施するには、どうすればよいでしょう。

 

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1-3  ドキュメント ライブラリの固有列の図

 

結論から申し上げますと、後述の検索スキーマという機能を利用することで、プロパティ検索を実現することが出来ます。

以下に 「部署名」 を利用し、プロパティ検索を実施した場合の動作イメージを紹介します。

「部署名」 が 「営業部」 のアイテムがヒットしていることがご確認いただけます。

pic1-4

1-4  プロパティ検索結果

 

以下に、検索スキーマの概念と、使用方法について順次紹介していきます。

また、とりあえず試してみたい方は、2-5 を飛ばし、直接 [6 検索スキーマの使用例について] をご確認いただければ幸いです。

 

 

2 検索スキーマとは

検索スキーマとは、SharePoint 検索機能の一つであり、何が検索できるのか / どのように検索するのか / どのように結果が表示されるかを制御する機能です。

 

 

3 検索スキーマの処理の流れについて

検索スキーマの最も重要なコンセプトは、「クロールされたプロパティ」と「管理プロパティ」という 2 つのキーワードになります。

 

「クロールされたプロパティ」とは、ドキュメント、URL など、クロール中にアイテムから抽出されたコンテンツおよびメタデータです。クロールされたプロパティとして、作成者、タイトル、件名などがあります。

一方で、「管理プロパティ」には、多数の設定 (プロパティ) が含まれています。この属性によって、コンテンツが検索結果内でどのように表示されるかが決まります。

クロールされたプロパティのコンテンツおよびメタデータを検索インデックスに含めるには、クロールされたプロパティを管理プロパティにマップさせる必要があります。

検索スキーマでは、クロールされたプロパティと管理プロパティ間のマッピングや、クロールされたプロパティと管理プロパティのそれぞれを設定することができます。

 

<参考情報>

タイトル : クロールされたプロパティと管理プロパティの概要 (SharePoint Server 2013)

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219630.aspx

 

 

クロールされたプロパティと管理プロパティのマッピングや、インデックスが作成されるまでの流れは以下のようになります。

pic3-1

3-1  データ処理フロー

 

クロール コンポーネント (Crawl Component) が、アイテムをコンテンツ データベース (またはコンテンツ ソース) から読み込んで、ドキュメントとメタデータをコンテンツ処理コンポーネント (Content Processing Component) に送信します。

コンテンツ処理コンポーネントでは、アイテムのテキストの解析や、言語の検出、スペル チェックなどの処理が行われています。このコンポーネントで、クロールされたプロパティが管理プロパティにマッピングされ、[名前] ペアで管理プロパティとして出力されます。

マッピング方法は、検索スキーマで定義されています。

また、検索スキーマの更新内容は、1 分間隔で検索システムに反映されます。

 

※ データ処理フローの内容は、以下のブログを引用しています

タイトル : Introducing Search Schema for SharePoint 2013

アドレス : https://blogs.technet.microsoft.com/tothesharepoint/2012/11/25/introducing-search-schema-for-sharepoint-2013/)

 

 

4 検索スキーマの設定レベルについて

前世代の製品 FAST Search for SharePoint 2010 SharePoint 2010 では、ファーム管理者でしか検索スキーマを変更することができませんでした。しかしながら、SharePoint 2013 からは、サイト コレクション管理者でのスキーマ変更も可能になりました。

pic4-1

4-1  SSA レベルとサイト コレクション レベルの検索スキーマ

 

SharePoint 2013 では、検索サービス アプリケーション レベル (SSA レベル) とサイト コレクションで、それぞれ検索スキーマを変更することができます。

SSA レベルの変更は、ファーム管理者の権限が必要になります。また、本変更は、ファーム全体に反映されます (すべてのサイト コレクションにおいて、本設定が継承されます)

一方で、サイト コレクション レベルの変更は、サイト コレクションの管理者の権限が必要になります。また、本変更は、SSA レベルで継承された検索スキーマを上書きすることができます。SharePoint 2013 より前の製品に比べ、サイト コレクション レベルで制御できる点については、使い勝手が良くなったと考えて良いでしょう。

 

※ 補足

SharePoint Online (SPO) の場合の検索スキーマ制御

pic4-2

4-2 SPO の場合の検索スキーマの設定レベル

 

SPO の場合、SSA レベルとサイト コレクション レベルのほか、テナント レベルでの変更も可能です。

本変更は、テナント管理者の権限が必要になります。また、本変更は、継承された SSA レベルの変更を上書きすることができます。なお、テナント レベルの検索スキーマ設定は、サイト コレクション レベルで上書きすることもできます。

 

※ 検索スキーマ レベルの内容は、以下のブログを引用しています

タイトル : Introducing Search Schema for SharePoint 2013

アドレス : https://blogs.technet.microsoft.com/tothesharepoint/2012/11/25/introducing-search-schema-for-sharepoint-2013/)

 

 

5 検索スキーマの管理について

SharePoint 2013 の検索スキーマでは、以下のような設定が可能です。

・クロールされたプロパティと管理プロパティの表示

・管理プロパティの追加・編集・削除

・クロールされたプロパティと管理プロパティのマッピング

・クロールされたプロパティのカテゴリの編集

 

詳細に関しては、以下の公開情報をご参考いただければ幸いです。

タイトル : SharePoint Server 2013 で検索スキーマを管理する

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219667.aspx

 

 

6 検索スキーマの使用例

検索スキーマの使用例として、冒頭で話したドキュメント ライブラリなどの固有列を使用して、プロパティ検索できるようにする手順を以下に記載します。

※ 以下はドキュメント ライブラリを例に記載します。カスタム リストにおいても、同様にご参考いただけます。

 

 

ドキュメント ライブラリの固有の列を

Search サービス アプリケーション レベルで

管理プロパティを作成し、プロパティ検索を実施する手順

=========================================================================

1) ドキュメント ライブラリに列を追加します。

: 部署名 (一行テキスト)

2) ドキュメント ライブラリにアイテムを追加し、設定した列に値を入力します。

: 営業部

pic6-1

 

3) 手動でフル クロールを実施します。

3-1) サーバーの全体管理サイトにアクセスします。

3-2) [アプリケーション構成の管理] セクションにて [サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

pic6-2

3-3) [Search Service Application] セクションに表示された上部の [Search Service Application] リンクをクリックします。

pic6-3

 

3-4) 左側 [クロール] セクションの [コンテンツ ソース] をクリックします。

pic6-4

 

3-5) 対象のコンテンツに対し、[フル クロールの開始] をクリックし、フル クロールを開始します。

pic6-5

 

4) 管理プロパティを追加します。

4-1) サーバーの全体管理サイトにアクセスします。

4-2) [アプリケーション構成の管理] セクションにて [サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

4-3) [Search Service Application] セクションに表示された上部の [Search Service Application] リンクをクリックします。

4-4) 左側 [クエリと結果] セクションの [検索スキーマ] をクリックします。

pic6-6

 

4-5) [新しい管理プロパティ] をクリックします。

pic6-7

 

4-6) プロパティ名、種類を設定します。

: プロパティ名 : 部署名

プロパティ種類 : テキスト

pic6-8

 

4-7) [検索可能][クエリ可能] のチェックをオンにします。

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4-8) [クロールされたプロパティへのマッピング] にて、[マッピングの追加] をクリックします。

pic6-10

 

4-9) [クロールされたプロパティ名の検索] セクションにて、手順 1) で作成した列名を検索します。

: ows_部署名」 という値がヒットします。

4-10) ヒットしたプロパティを選択します。

4-11) [OK] をクリックします。

pic6-11

 

4-11) 新しい管理プロパティ ページにて [OK] をクリックします。

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5) 手動で再度フル クロールを実施します。

pic6-13

 

 

6) サイトコレクションのトップページにて、プロパティ列名:キーワードなどで検索を実施してください。

: 部署名:”営業部”

pic6-14

 

いかがでしたでしょうか。

検索スキーマでプロパティのマッピングを設定することにより、思いどおりのプロパティ検索が出来、SharePoint 2013 の検索の利便性を感じていただけましたでしょうか。

 

 

参考文献

タイトル : SharePoint Server 2013 の検索スキーマの概要

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219669.aspx

 

タイトル : SharePoint Server 2013 で検索スキーマを管理する

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219667.aspx

 

タイトル : クロールされたプロパティと管理プロパティの概要 (SharePoint Server 2013)

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219630.aspx

 

タイトル : Introducing Search Schema for SharePoint 2013

アドレス : https://blogs.technet.microsoft.com/tothesharepoint/2012/11/25/introducing-search-schema-for-sharepoint-2013/

 

今回の投稿は以上です。

 

 

 

プロバイダー ホスト型アドインを Azure Web App として展開する方法

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こんにちは。SharePoint サポートの森 健吾 (kenmori) です。

SharePoint Online サンドボックス ソリューションの廃止の通達に伴い、ソリューションの移行先を検討している方もいらっしゃると想定しております。今回の投稿では、プロバイダー ホスト型アドインの展開方法について紹介します。

開発方法からはじめたい方は、こちらのサイトを使用いただくことをお勧めします。

タイトル : プロバイダー ホスト型 SharePoint アドインの作成を始める
アドレス :
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/office/fp142381.aspx

ただし、上記の開発手法を SharePoint Online で運用する場合、ネットワークの都合上、インターネット上の外部ホスト先の Web サイトにコードを展開する必要が出てきます。
今回の投稿では、外部ホスト型のアドインを展開する手順の例としてVisual Studio 2015 を使用し、弊社サービスである Azure Web App に展開する方法についてご紹介します。

 

プロバイダー ホスト型アドインの構成 

以下にプロバイダー ホスト型アドインの動作を簡単に紹介します。

プロバイダー ホスト型アドイン

provhostaddin1

プロバイダー ホスト型アドインはブラウザーを一度介して、ユーザー コンテキスト (SPAppContext) を受け渡すシングル サインオンです。ブラウザーから外部ホストに直接アクセスし、外部ホストからは Access Token を使用して SharePoint Online に HTTP メソッド呼び出しする動作になります。

Visual Studio [F5] を押してデバッグした際には、プロバイダー ホスト アドイン Web サイトはローカル端末(https://localhost:44300/ ) で動作します。このモデルの場合、ブラウザーからのアクセスですので、デバッグは特に問題にはなりません。

リモート イベント レシーバー

provhostaddin2

リモート イベント レシーバーは、ブラウザーを介さず、サーバーからサーバーへの資格情報の受け渡しとなります。リモート イベント レシーバーはデバッグの時点から本番展開する必要が想定されます。

上記の通り、Visual Studio [F5] を押してデバッグした際には、プロバイダー ホスト アドイン Web サイトはローカル端末 (https://localhost:44300/) で動作します。ネットワーク的にも、インターネット上にある SharePoint Online から、ローカル開発端末上の iisexpress 上で動いている Web サイトには直接アクセスできないため、インターネット上でアクセスできる箇所に HTTPS 443 ポートで展開する方法が必要になります。
SharePoint オンプレミス環境を持っている場合は、ローカル デバッグで試すことも可能ですが、そうでない場合は SharePoint Online からの通信を受信できるようにクラウド上に配置することが重要になってきます。

 

プロバイダー ホスト型アドインの展開手順

1. 外部ホストの Web の公開先アドレスを確定する。

この例では、最初に Visual Studio より一度プロバイダー ホスト型アドイン側の IIS サイトを Azure Web App として仮展開した上で、アドレスを取得します。
事前に Azure サブスクリプションを保持するログイン ユーザーを Visual Studio にて指定する必要があります。

1-1. 外部ホスト Web サイト側のプロジェクトを右クリックし [公開] をクリックします。

provhostaddin3

1-2. [Microsoft Azure App Service] をクリックします。

provhostaddin4.png

1-3. 展開先のロケーションを選択して [新規作成…] をクリックします。

provhostaddin5

1-4. 内容を確認して、[作成] をクリックします。

provhostaddin6

1-5. 内容を確認して [発行] をクリックします。

provhostaddin7

補足
展開先のアドレスを独自ドメイン配下にする場合は、DNS 側に CNAME レコードを追加し、上記手順で Visual Studio から発行された Web アドレスのドメインのエイリアスとします。
なお、独自ドメインを使用する場合は、プロバイダー ホスト型アドインは OAuth によるシングル サインオンのセキュリティを保つために HTTPS (SSL) が必須となりますため、サーバー証明書を取得し Azure Web App に適用することも忘れずに行う必要があります。

2. プロバイダー ホスト型アドインのアプリを正式に登録します。
2-1. https://<任意のサイト>/_layouts/15/appregnew.aspx にアクセスします。
2-2. 2 つの [生成] ボタンをクリックしてクライアント ID、クライアント シークレットを作成します。
2-3. その他、任意のタイトル、展開先のアプリドメイン (手順 1 で取得) 、リダイレクト先の URI (手順 1 で取得したアドレス配下)、などを入力します。
2-4. [作成] をクリックします。

provhostaddin8

2-4. その後、表示画面に記録されたアプリ情報の内容をすべてコピーしておきます。

 

3. 外部ホスト先の Web サイト プロジェクトを手直しして再発行します。

3-1. 手順 2. で生成したClientId ClientSecret をコピーし、外部ホスト先 Web サイト プロジェクトのweb.configappSettings の子要素に貼り付けます。

provhostaddin9

3-2. 外部ホスト Web サイト側のプロジェクトを右クリックし、再度 [公開] をクリックして [発行]し、上書きします。

 

4. SharePoint アドイン側のプロジェクトを手直しして、アプリ ファイル (*.app) を生成します。 

4-1. SharePoint アドイン側のプロジェクトにて、アプリ マニフェスト (AppManifest.xml) を右クリックし、[コードの表示] をクリックして詳細編集します。

4-2. ClientId をワイルドカードから、上記手順 2 で生成した固定値に変更します。

provhostaddin10

4-3. プロジェクト内の XML を開き~remoteAppUrl で始まる URL は、すべて手順 1 で確定した絶対 URL に書き換えます。
(※ ~appWebUrl は、SharePoint ホスト型アドインのアドレスです。書き換えないよう注意ください。)

4-4. [ビルド] – [配置] をクリックして、*.app ファイルを出力フォルダに生成します。ここまででプロバイダー ホスト型アドインの作成は終了です。

 

アドインの配置方法

SharePoint Online 管理センターからアプリ カタログに遷移して、SharePoint 用アプリに app ファイルを追加し、各サイトにアドインを追加して動作確認ください。

provhostaddin11.png

アプリ カタログに追加されたアドインは、SharePoint Online の各サイトで、サイト コレクションの管理者ユーザーにより [アプリの追加] をクリックして、サイトに追加することが可能です。

 

アドインのデバッグ方法

Azure Web App に展開した外部ホスト Web サイトをデバッグする場合は、Visual Studio のサーバー エクスプローラからアプリケーションを選択し、右クリック メニューから [デバッガーのアタッチ] をクリックするだけで、リモート デバッグ (ローカルのソース コードで、リモート端末のデバッグ) が可能です。

provhostaddin13

上記情報が少しでも、開発のお役に立てますと幸いです。今回の投稿は以上になります。

サンドボックス ソリューションのイベント レシーバーを、リモート イベント レシーバーに置き換える方法

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こんにちは。SharePoint サポートの森 健吾 (kenmori) です。

導入

コード付きサンドボックス ソリューションを代替のソリューションに置き換える開発を実施されている方が多いと考えております。サンドボックス ソリューションの変換先としては、以下のようなガイダンスが記載されています。

タイトルサンドボックス ソリューションの変換ガイダンス
アドレス : https://msdn.microsoft.com/ja-jp/pnp_articles/sandbox-solution-transformation-guidance

上記ガイダンスにからリンクしていくと、以下のページにイベント レシーバーの代替としてリモート イベント レシーバーの使用が紹介されています。

タイトルSharePoint でリモート イベント レシーバーを使用する
アドレス : https://msdn.microsoft.com/ja-jp/pnp_articles/use-remote-event-receivers-in-sharepoint

今回の投稿では、上記内容を少しわかりやすく説明することと、既存のサンドボックス ソリューションに近い形で置き換えやすいサンプルに仕上げましたので、その内容をご提案します。

なお、リモート イベント レシーバーという仕組みを使う上で運用的に重要な点が 1 点あります。リモート イベント レシーバーは SharePoint Online から直接ネットワーク接続できる場所にイベント処理用の外部 Web サイトを用意する必要があります。この時点で、Azure Web App などのクラウド ベースの Web サイトや、インターネット公開したオンプレミスの Web サイトが必要になり、構成変更追加コストが生じる点についてはあらかじめご了承ください。

 

リモート イベント レシーバーへの置き換えを理解するポイント

サンドボックスのイベント レシーバーをプロバイダーホスト型アドインのリモート イベント レシーバーに置き換える上で技術的なポイントが 2 点あります。

remoteeventreceiver01

1) アプリ イベント レシーバー (AppEventReceiver.svc) エンドポイントの使用

本来、アプリ イベント レシーバー エンドポイントは、ホスト サイト (HostWeb) 上でアドインのインストール、アンインストールなどに関連するイベントを処理するためのものです。

SharePoint Online は、アプリ イベント レシーバー用のエンドポイントに対しては、ホスト サイト側のユーザー コンテキスト情報 (アクセス トークン取得のために必須) が送信できるような実装になっています。この動作を利用して、リストやアイテム イベントでも同エンドポイントを呼び出すよう実装します。

ある程度の経験者の場合、RemoteEventReceiver1.svc などがホスト サイトからコンテキスト情報を受け取れないことを知っているため、このような機能は実現できないと判断している人も多いかもしれません。アプリ イベント レシーバー エンドポイントを使用することが実現可能な根拠の 1 つです。

 

2) コードなしサンドボックス ソリューションの Elements.xml にて、リモート イベント レシーバー呼び出し先である Url 要素を使用

コード付きのイベント レシーバーは SharePoint Online では新規でアクティブ化できないよう制御されましたが、コードがない場合アクティブ化は可能です。Elements.xml を書き換えて、イベント レシーバーの参照を変更し、マネージ コード アセンブリから、外部エンドポイントに切り替えることが可能です。Elements.xml に外部リモート イベント レシーバー呼び出しのためのスキーマは提供されています。

 

 

実践

それでは、実際にプロバイダー ホスト型アドインを開発していきます。投稿をコンパクトにするため、プロバイダー ホスト型アドインの開発経験者が前提の記載となりますが、ご了承ください。

1. プロバイダー ホスト型アドインの追加

1-1. Visual Studio で SharePoint アドイン プロジェクトを作成し、プロバイダー ホスト型アドインを作成します。

1-2. ソリューション エクスプローラで、プロバイダー ホスト アドイン プロジェクトを選択し、プロパティ シートでアプリのハンドルがインストールされました True にします。

remoteeventreceiver02

以下のように、外部ホスト Web サイト内にアプリ イベント レシーバー エンドポイントが自動生成されます。

remoteeventreceiver03

1-3. AppEventReceiver.svc.cs を開き、ProcessEvent にロジックを実装します。
現在のサンドボックス ソリューションの実装を CSOM 形式に変換して、ここに移植します。

(例. ここでは、条件付きでアイテム追加をキャンセルするサンプルを記載しています)

        public SPRemoteEventResult ProcessEvent(SPRemoteEventProperties properties)
        {
            SPRemoteEventResult result = new SPRemoteEventResult();

            switch (properties.EventType)
            {
                case SPRemoteEventType.ItemAdding:
                    HandleItemAdding(properties, result);
                    break;
            }
            return result;
        }

        private void HandleItemAdding(SPRemoteEventProperties properties, SPRemoteEventResult result)
        {
            try
            {
                using (ClientContext clientContext = TokenHelper.CreateRemoteEventReceiverClientContext(properties))
                {
                    if (properties.ItemEventProperties.AfterProperties["Title"] != null &&
                        !properties.ItemEventProperties.AfterProperties["Title"].ToString().ToLower().StartsWith("test"))
                    {
                        throw new Exception("Title should start with 'TEST'.");
                    }
                    else
                    {
                        result.Status = SPRemoteEventServiceStatus.Continue;
                    }
                }
            }
            catch (Exception ex)
            {
                result.Status = SPRemoteEventServiceStatus.CancelWithError;
                result.ErrorMessage = ex.Message;
            }
        }

 

1-4. プロバイダー ホスト型アドインのプロジェクト内にある AppManifest.xml にて、[アクセス許可] をクリックし、Web FullControl など (今回のサンプルでは Read でも可) を付与します。

remoteeventreceiver04

1-5. 外部ホスト Web サイトを公開し、プロバイダー ホスト型アドインの *.app ファイルを生成します。
一般的な展開手順 (. Azure Web App への展開) は以下のサイトにまとめておりますので、ご参考にしてください。

タイトル : プロバイダー ホスト型アドインを Azure Web App として展開する方法
アドレス: https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2016/08/27/how-to-deploy-provider-hosted-addin-web-to-azure-web-app/

なお、確認のポイントとして、出来上がりの AppManifest.xml をコードで開くと以下のようになります。

remoteeventreceiver05

2. サンドボックス ソリューション側の変更点

イベント レシーバーを実装している Elements.xml にて、Assembly Class などのReceiver の子要素を削除し、代わりに以下のように Url 子要素を指定します。

2-1. 既存のサンドボックス ソリューションをコピーして、開きます。
2-2. Elements.xml を以下のように編集します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Elements xmlns="http://schemas.microsoft.com/sharepoint/">
  <Receivers ListTemplateId="100">
    <Receiver>
      <Name>ItemAdding</Name>
      <Type>ItemAdding</Type>
      <SequenceNumber>0</SequenceNumber>
      <Url>https://spremoteeventtest********.azurewebsites.net/Services/AppEventReceiver.svc</Url>
    </Receiver>
  </Receivers>
</Elements>

2-3. イベントレシーバーのロジック (*.cs) をすべて削除します。

remoteeventreceiver06

2-4. サンドボックス ソリューションのプロジェクトのプロパティにて、パッケージにアセンブリを含める False に指定します。

remoteeventreceiver07

2-5. [ビルド] [配置] をクリックして、コードなしのソリューション パッケージ (*.wsp) を生成します。

上記のように既存のサンドボックス ソリューションからコードを削除して、レシーバー URL をアドインのリモート レシーバーに指定することで、既存のソリューションを置き換えることができます。

動作確認

サンプルコードの実装通り、TEST で始まらないタイトルを持つアイテムの投稿をブロックすることができました。

remoteeventreceiver08

 

まとめ

上記実装方法としては、既存のサンドボックス ソリューションの置き換えやすさを考慮した 1 つの例となります。仕組みを一から考え直す場合は、前半にて記載した 2 つのポイントのみ認識を合わせれば、色々なパターンの実装が可能と考えております。是非、ご参考にしていただき、お役立てください。

 

PowerShell サンプル : SharePoint Online HTTP 調整 (応答コード : 429) 対策の増分バックオフ リトライ

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こんにちは SharePoint サポートの森 健吾 (kenmori) です。

SharePoint Online に対して CSOM などのクライアント サイド API を大量に呼び出した際、一定期間内における HTTP の要求数やデータ センター側の CPU リソース使用量によっては、一時的なブロックが発生します。

詳細については、以下のページに記載されています。

タイトル : SharePoint Online で調整またはブロックを回避する方法
アドレス : https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/office/dn889829.aspx

この問題が発生することを前提とした有効な対処策として、上記ページではC# を使用した調整を回避するための期間をあけて再実行するための増分バックオフ リトライ コードが紹介されております。
この投稿では、運用シナリオにおいても頻繁に使用される PowerShell 版のサンプルを紹介しますので、ご参考にしてください。

以下のコードでは、$script:context.ExecuteQuery() を自作関数 ExecuteQueryWithIncrementalRetry に置き換えます。

 

$siteUrl = "https://tenant.sharepoint.com"
# 必要なアセンブリをロードします
[void][System.Reflection.Assembly]::LoadWithPartialName("Microsoft.SharePoint.Client")
[void][System.Reflection.Assembly]::LoadWithPartialName("Microsoft.SharePoint.Client.Runtime")

# SPO に接続します
$script:context = New-Object Microsoft.SharePoint.Client.ClientContext($siteUrl)

#ユーザー名入力を促します。
Write-Host "Please input user name : "
$username = read-host

# パスワード入力を促します。
Write-Host "Please input password : "
$password = read-host -assecurestring

$credentials = New-Object Microsoft.SharePoint.Client.SharePointOnlineCredentials($username, $password)
$script:context.Credentials = $credentials

function ExecuteQueryWithIncrementalRetry($retryCount, $delay)
{
  $retryAttempts = 0;
  $backoffInterval = $delay;
  if ($retryCount -le 0)
  {
    throw "Provide a retry count greater than zero."
  }
  if ($delay -le 0)
  {
    throw "Provide a delay greater than zero."
  }
  while ($retryAttempts -lt $retryCount)
  {
    try
    {
      $script:context.ExecuteQuery();
      return;
    }
    catch [System.Net.WebException]
    {
      $response = $_.Exception.Response
      if ($response -ne $null -and $response.StatusCode -eq 429)
      {
        Write-Host ("CSOM request exceeded usage limits. Sleeping for {0} seconds before retrying." -F ($backoffInterval/1000))
        #Add delay.
        Start-Sleep -m $backoffInterval
        #Add to retry count and increase delay.
        $retryAttempts++;
        $backoffInterval = $backoffInterval * 2;
      }
      else
      {
        throw;
      }
    }
  }
  throw "Maximum retry attempts {0}, have been attempted." -F $retryCount;
}

# ここから実装したい任意のコードを書きます。
$web = $script:context.Web
$script:context.Load($web)
#$context.ExecuteQuery() を以下に置き換えます。
ExecuteQueryWithIncrementalRetry -retryCount 5 -delay 30000
$web.Title = "RetryTest"
$web.Update()
#$context.ExecuteQuery() を以下に置き換えます。
ExecuteQueryWithIncrementalRetry -retryCount 5 -delay 30000

 

 

ポイント

PowerShell 変数のスコープ ($script:) が本実装のポイントです。今回のサンプル コードでは、ExecuteQueryWithIncrementalRetry 関数内で ClientContext.ExecuteQuery を実行しています。
PowerShell
では、関数内と外でスコープが異なる変数はそれぞれ独立したものとして存在します。そのため、関数外で $context.Web.Title などを変更し、関数内で $context.ExecuteQuery() を実行しても更新処理が行われません。

そのため、上記サンプルでは $script: を使用して、該当スクリプトの範囲内で同じスコープの変数であると定義するに至っています。

詳細は以下のページをご確認ください。

タイトル : about_Scopes
アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh847849.aspx

今回の投稿は以上です。

 

SharePoint でサポートされる Internet Explorer のバージョン

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こんにちは。SharePoint サポートの井上です。

今回の投稿では、SharePoint でサポートされる Internet Explorer (以下 IE) のバージョンについて、ご案内いたします。

 

1.SharePoint でサポートされる Internet Explorer のバージョンについて

2016/10/18  時点の SharePoint における IE のサポート状況は以下の表の通りとなります。

なお、本情報は将来的に予告なく変更される可能性がございますのでご留意ください。

 

  SharePoint のバージョン
OS サポートされる IE Online 2016 2013 2010
Windows Vista SP2 IE 9 × ×
Windows Server 2008 SP2 IE 9 × ×
Windows 7 SP1 IE 11
Windows Server 2008 R2 SP1 IE 11
Windows 8.1 IE 11
Windows Server 2012 IE 10
Windows Server 2012 R2 IE 11
Windows 10 IE 11

 

 

2.Internet Explorer のサポートポリシーについて

多くの方が既にご存知と思いますが、2016 1 12 日に IE のサポートポリシーが変更され、使用している OS で利用できる最新バージョンの IE のみサポートされることになりました。

サポートポリシーの変更理由などについては、以下の公開情報をご確認ください。

 

タイトル : Internet Explorer サポートポリシー変更の重要なお知らせ

アドレス https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/iesupport/

 

 

3SharePoint でサポートされるブラウザーについて

SharePoint でサポートされるブラウザーは以下の TechNet に記載がございますが、IE のサポートポリシーの変更に伴い、TechNet に記載のある IE のバージョンでも、上述の IE のサポートポリシーを満たしている場合のみ SharePoint でサポート対象となりました

例えば、SharePoint 2013 IE 9 がサポートされる記載が TechNet にございますが、IE のサポートポリシーに従い、SharePoint でも Windows Vista SP2Windows Server 2008 SP2 のみ IE 9 の使用がサポートされます。

 

SharePoint Online (Office 365)

タイトル : Office のシステム要件

アドレス : https://products.office.com/ja-jp/office-system-requirements

 

SharePoint 2016

タイトル : SharePoint Server 2016 でのブラウザー サポートの計画

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc263526(v=office.16).aspx

 

SharePoint 2013

タイトル : SharePoint 2013 でブラウザー サポートを計画する

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc263526(v=office.15).aspx

 

SharePoint 2010

タイトル : SharePoint 2010 でブラウザー サポートを計画する

アドレス : https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc263526(v=office.14).aspx

 

 

4.まとめ

サポートされないブラウザーでのみ発生する問題については、SharePoint においても今後修正プログラムが提供されませんので、サポートされない IE のバージョンをご利用されている場合は、お早めに IE のバージョンアップをご検討ください。

また、サポートされないブラウザーで SharePoint の動作に問題が発生した場合は、まずはサポートされるブラウザーでも問題が発生するかをご確認ください。

 

 

補足

Edge  のサポート状況については、別途投稿がございますので、こちらをご確認ください。

 

タイトル : SharePoint における Microsoft Edge 利用のサポートについて

アドレス : https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2015/11/02/sharepoint-microsoft-edge/

 

 

今回の投稿は以上となります。

2016 年 9 月の CU がリリースされました

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2016 年 9 月の CU がリリースされました。

SharePoint 2016 向けの修正は 2 つリリースされており、それぞれ異なる修正のため、最新にするには両方インストールする必要があります。

SharePoint 2010

KB: September 13, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2010 (KB3115473)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Server 2010 (KB3115473) の更新プログラム

SharePoint 2013

KB: September 13, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2013 (KB3118279)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2013 (KB3118279) の更新プログラム

SharePoint 2016

KB: September 13, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3118289)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3118289) の更新プログラム                        

KB: September 13, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3118295)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3118295) の更新プログラム

 

– 参考リンク

September 2016 CU for SharePoint Server 2016 is available for download
https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/09/13/september-2016-cu-for-sharepoint-server-2016-is-available-for-download/

September 2016 CU for SharePoint 2013 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/09/13/september-2016-cu-for-sharepoint-2013-product-family-is-available-for-download/

September 2016 CU for SharePoint 2010 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/09/13/september-2016-cu-for-sharepoint-2010-product-family-is-available-for-download/

 

– 注意事項

SharePoint 2013 2015 7 CU 以降の CU にはデータベーススキーマの拡張を行う修正が含まれており、CU 適用後に構成ウィザードを実行しない場合に検索クロールが失敗します。検索クロールの問題を回避するために、2015 7 CU より前の環境に 2015 7 CU 以降の CU を適用する際には、適用後に必ず構成ウィザードを実施してください。

Important: PSCONFIG is mandatory for July 2015 CU for SharePoint 2013

http://blogs.technet.com/b/stefan_gossner/archive/2015/07/15/important-psconfig-is-mandatory-for-july-2015-cu-for-sharepoint-2013.aspx

 

– サービスパック一覧

MOSS 2007 Service Pack 3 がリリースされました ※

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2011/10/26/moss-2007-service-pack-3/

SPS2010 Service Pack 2 がリリースされました

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2013/07/28/sps2010-service-pack-2/

SharePoint Server 2013 Service Pack 1 が再リリースされました

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2014/04/23/sharepoint-server-2013-service-pack-1-3/

 

SharePoint Server 2007 Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 は来年 2017 10 10 日に延長サポートフェーズが終了します。ご利用のお客様に置かれましては、ぜひ上位バージョンへのリプレースをご検討ください。

タイトル : Office 2007 approaching end of extended support

アドレス : https://support.microsoft.com/en-us/kb/3198497

アドレス : https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3198497

 

2016 年 10 月の CU がリリースされました

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2016 年 10 月の CU がリリースされました。

SharePoint 2016 向けの修正は 2 つリリースされており、それぞれ異なる修正のため、最新にするには両方インストールする必要があります。

SharePoint 2010

KB: October 11, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2010 (KB3118387) 

ダウンロード: Microsoft SharePoint Server 2010 (KB3118387) の更新プログラム

SharePoint 2013

KB: October 11, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2013 (KB3118366)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2013 (KB3118366) の更新プログラム

SharePoint 2016

KB: October 11, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3118372)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3118372) の更新プログラム 

KB: October 11, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3118376)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3118376) の更新プログラム  

 

– 参考リンク

October 2016 CU for SharePoint Server 2016 is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/10/11/october-2016-cu-for-sharepoint-server-2016-is-available-for-download/

October 2016 CU for SharePoint 2013 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/10/11/october-2016-cu-for-sharepoint-2013-product-family-is-available-for-download/

October 2016 CU for SharePoint 2010 product family is available for download

https://blogs.technet.microsoft.com/stefan_gossner/2016/10/11/october-2016-cu-for-sharepoint-2010-product-family-is-available-for-download/

 

– 注意事項

SharePoint 2013 2015 7 CU 以降の CU にはデータベーススキーマの拡張を行う修正が含まれており、CU 適用後に構成ウィザードを実行しない場合に検索クロールが失敗します。検索クロールの問題を回避するために、2015 7 CU より前の環境に 2015 7 CU 以降の CU を適用する際には、適用後に必ず構成ウィザードを実施してください。

Important: PSCONFIG is mandatory for July 2015 CU for SharePoint 2013

http://blogs.technet.com/b/stefan_gossner/archive/2015/07/15/important-psconfig-is-mandatory-for-july-2015-cu-for-sharepoint-2013.aspx

 

– サービスパック一覧

MOSS 2007 Service Pack 3 がリリースされました ※

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2011/10/26/moss-2007-service-pack-3/

SPS2010 Service Pack 2 がリリースされました

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2013/07/28/sps2010-service-pack-2/

SharePoint Server 2013 Service Pack 1 が再リリースされました

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2014/04/23/sharepoint-server-2013-service-pack-1-3/

 

SharePoint Server 2007 Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 は来年 2017 10 10 日に延長サポートフェーズが終了します。ご利用のお客様に置かれましては、ぜひ上位バージョンへのリプレースをご検討ください。

タイトル : Office 2007 approaching end of extended support

アドレス : https://support.microsoft.com/en-us/kb/3198497

アドレス : https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3198497

 

 


Microsoft Planner のページを長時間表示していた場合の動作について

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こんにちは、SharePoint サポートの森村です。
本記事では Microsoft Planner (以下 Planner) のページをブラウザー上で長時間表示したまま放置した場合に生じうる動作について関連情報をご案内いたします。
なお、本日 (2016 年 11 月 9 日) 現在の情報となるため、動作に変更等がある可能性があります。

目次
1. 詳細
2. 対処方法

詳細

長時間 Planner のページを開いたまま IE11 ブラウザーを放置した場合、セッション切れ等の理由により、現在表示されているページから Planner のサインインページ (https://tasks.office.com) に遷移する、あるいはプランの作成やタスクの追加編集時にエラーメッセージが表示され、操作等が行えない場合があります。
例えば、タスクをクリック後に表示されるダイアログを長時間放置後にタスクへコメントを投稿するなど、ページ全体の更新を行わない処理を行う場合、セッション切れにより、図 1 や図 2 のようなエラー メッセージが表示される場合があります。

図 1 : 「コメントを投稿できませんでした。もう一度お試しください。」というエラー メッセージ
planner_cannotcreatecomment

図 2 : 「会話を読み込むことができません。しばらくしてから、もう一度ご確認ください。」というエラー メッセージ
planner_cannotloadcomment

対処方法

下記の 2 つの URL を IE11 の信頼済みサイトに追加することで、セッション切れによる Planner のサインインページに遷移する動作等を防ぐことが可能となります。

https://tasks.office.com                     (Planner ページ)
https://login.microsoftonline.com  (Office 365 サインイン ページ)

しかしながら、上記対処方法実施後も現象を回避できない場合があることも報告されております。
サインイン ページに戻ってしまう、あるいはエラー メッセージが出続ける場合は IE11 の再読み込みボタンをクリックし、ページ全体を再読み込みするか、あるいは一度該当タブを閉じ、再度 Planner ページにアクセスすることをご検討ください。
なお、IE 11 の再読み込みボタンをクリックして Planner のサインイン ページに戻る場合は、Planner のサインイン ページから再度ログインしていただくことで、直近で開いていたページに再度ログインすることができます。

今回の投稿は以上です。


本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

2016 年 11 月の CU がリリースされました

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2016  11 月の CU がリリースされました。

SharePoint 2016 向けの修正は Feature Pack 1  としてリリースされております。 2 つリリースされており、それぞれ異なる修正のため、最新にするには両方インストールする必要があります。

Feature Pack 1  では、UI や機能面での改良が加えられているため、通常の更新プログラムとは異なります。

詳細については、改めて投稿しますが、下記の記事も参照ください。

Feature Pack 1 for SharePoint Server 2016 – Feature Documentation

Announcing Feature Pack 1 for SharePoint Server 2016—cloud-born and future-proof

 

SharePoint 2010

KB: November 8, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2010 (KB3127957) 

ダウンロード: Microsoft SharePoint Server 2010 (KB3127957) の更新プログラム 

SharePoint 2013

KB: November 8, 2016, cumulative update for SharePoint Server 2013 (KB3127933) 

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2013 (KB3127933) の更新プログラム 

SharePoint 2016

KB: November 8, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3127940) 

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3127940) の更新プログラム 

KB: November 8, 2016, update for SharePoint Server 2016 (KB3127942)

ダウンロード: Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (KB3127942) の更新プログラム

 

– 参考リンク

Feature Pack 1 for SharePoint Server 2016 (aka November 2016 CU) is available for download

November 2016 CU for SharePoint 2013 product family is available for download

November 2016 CU for SharePoint 2010 product family is available for download

 

– 注意事項

SharePoint 2013 2015 7 CU 以降の CU にはデータベーススキーマの拡張を行う修正が含まれており、CU 適用後に構成ウィザードを実行しない場合に検索クロールが失敗します。検索クロールの問題を回避するために、2015 7 CU より前の環境に 2015 7 CU 以降の CU を適用する際には、適用後に必ず構成ウィザードを実施してください。

Important: PSCONFIG is mandatory for July 2015 CU for SharePoint 2013

http://blogs.technet.com/b/stefan_gossner/archive/2015/07/15/important-psconfig-is-mandatory-for-july-2015-cu-for-sharepoint-2013.aspx

 

サービスパック一覧

MOSS 2007 Service Pack 3 がリリースされました ※

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2011/10/26/moss-2007-service-pack-3/

SPS2010 Service Pack 2 がリリースされました

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2013/07/28/sps2010-service-pack-2/

SharePoint Server 2013 Service Pack 1 が再リリースされました

https://blogs.technet.microsoft.com/sharepoint_support/2014/04/23/sharepoint-server-2013-service-pack-1-3/

SharePoint Server 2007 Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 は来年 2017 10 10 日に延長サポートフェーズが終了します。ご利用のお客様に置かれましては、ぜひ上位バージョンへのリプレースをご検討ください。

タイトル : Office 2007 approaching end of extended support

アドレス : https://support.microsoft.com/en-us/kb/3198497

アドレス : https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3198497

Project Online にてタスクの進捗の承認者を変更する方法

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こんにちは、SharePoint サポートの森村です。
本記事では Project Online、あるいはオンプレミス版の Project Server の Project Web App サイト (PWA サイト) 上に発行したプロジェクトのタスクに対し、チーム メンバーが入力した進捗を承認するユーザーを変更する方法をご案内いたします。

目次
1. 動作の概要
2. 設定変更方法

1. 動作の概要

Project Online の Project Web App サイト上に発行されたタスクは、タスクに割り当てられたリソース (チーム メンバー) がそれぞれ進捗を報告し、プロジェクト マネージャーのユーザーが進捗を承認する、といったような流れで使用いただく製品となります。

進捗を承認するユーザーは、各タスクの [進捗管理者] フィールドに設定されたユーザーとなります。
[ガント チャート] 等のビューでは既定では表示されないフィールドですので、必要に応じて列を追加することで、ビュー上で確認が可能となります。

既定ではタスクを作成した際に操作をしていたユーザーが指定されますので、例えば下記の様な動作となります。

  • 1 人のプロジェクト マネージャーがプロジェクト内のすべてのタスクを作成した場合は、そのプロジェクト マネージャーが [進捗管理者] となる
  • プロジェクト マネージャー A がタスク 1 から タスク 10 までを作成し、プロジェクト マネージャー B がタスク 11 から タスク 20 までを作成した場合は、タスク 1 から タスク 10 の [進捗管理者] はプロジェクト マネージャー A、タスク 11 から タスク 20 の [進捗管理者] はプロジェクト マネージャー B となる
  • プロジェクト マネージャー A がタスク 1 から タスク 10 までを作成し、その後プロジェクト マネージャー B がタスク 1 から タスク 10 までの内容を編集した場合は、プロジェクト マネージャー B はタスクを新規作成していないため、タスク 1 から タスク 10 の [進捗管理者] はプロジェクト マネージャー A のままとなる。

2. 設定変更方法

[進捗管理者] を変更するためには、Project Professional 上での編集が必要となります。(ブラウザー上では [進捗管理者] フィールドを表示可能ですが、変更が行えません。)
また、[進捗管理者] フィールドで選択可能となるユーザーは、一度以上該当プロジェクトを編集したことのあるユーザーとなるため、変更予定のユーザーにて一度該当プロジェクトを編集する必要があります。

このため、例えば下記の様な手順で [進捗管理者] の変更を行います。

手順例

  1. 変更予定の [進捗管理者] のユーザーの PC にて、Project Professional 2016 を起動し、Project Online の PWA サイトに接続します。
  2. 変更対象のプロジェクトを PWA 上から開きます。
  3. [ガント チャート] 等のビューにて、[進捗管理者] の列を追加します。
  4. 変更対象のタスクに対し、[進捗管理者] の部分のドロップダウンボックスから、自分のユーザー名を選択して変更します。
  5. プロジェクトを発行します。
  6. 4. にて変更したタスクに割り当てられたチームメンバーのユーザーから、進捗を報告します。
  7. 6. の進捗の承認が、新しい [進捗管理者] のユーザーにて行えることを確認します。

なお、上記は Project Online での手順となりますが、オンプレミス版の Project Server 製品でも同様となります。

今回の投稿は以上です。


本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

2017 年 3 月より、Project Online に接続可能な Project クライアントは Project Professional 2016 のみとなります

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こんにちは、SharePoint サポートの森村です。
本記事では 2017 年 2 月末に予定している、Project Online のソフトウェア要件の変更について関連情報をご案内いたします。
なお、本日 (2016 年 11 月 30 日) 現在の情報となるため、動作に変更等がある可能性があります。

詳細

本日 2016 年 11 月 30 日時点では、Project Online の Project Web App サイトに接続可能な Project Professional のバージョンは、Project Professional 2016、Project Professional 2013 の 2 種類です。

しかしながら、8 月に Office 365 メッセージセンター上で MC75399 としてご案内しておりますように、Office 365 ProPlus 2013 のサポートが 2017 年 2 月 28 日に終了するのに合わせて、Project Online における Project Professional 2013 クライアントからの接続についても、同様にサポートが 2017 年 2 月 28 日に終了となります。
このため、2017 年 3 月 1 日以降は、最新バージョンである Project Professional 2016 のみが Project Online のサポート対象バージョンとなり、Project Professional 2013 からの接続はブロックされる動作となります。

2017 年 3 月以降も Project Online 上のプロジェクトを Project Professional クライアントで編集する必要がある場合は、2017 年 2 月以前に Project Professional 2016 バージョンへのアップグレードをご検討ください。

・参考情報
サポート技術情報、Office 365 のメッセージ センター等でも同様の内容をご案内いたしておりますので、併せてご確認ください。

タイトル : Office 365 ProPlus 2013 のサポートは 2017 年 2 月 28 日に終了します
アドレス : https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3199744

タイトル : Project Online client requirements are changing (MC75399)
アドレス : https://portal.office.com/AdminPortal/home?switchtomodern=true#/MessageCenter?id=MC75399
(上記リンクは、管理者権限で Office 365 にサインインした状態で表示可能です。)

今回の投稿は以上です。


本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

Microsoft Planner にて個人用メールボックスに通知を受け取るために必要な手順について

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こんにちは、SharePoint サポートの森村です。
本記事では Microsoft Planner (以下 Planner) の各プランにて、個人用メールボックスにて通知を受け取るために必要な手順をご案内いたします。
なお、本日 (2016 12 14 日) 現在の情報となるため、動作に変更等がある可能性があります。

目次
1. 動作の概要
2. 設定変更方法
3. 受け取るメールの種類

1. 動作の概要
Planner 製品には通知の機能がありますが、既定では OFF となっております。
このため、既定ではプラン (Office 365 グループ) が作成されたこと、およびプランにメンバーとして追加されたことは個人用のメールボックスに対して通知されますが、それ以外のことについては通知されません。
通知を受け取るためには、下記の設定変更が必要です。

2. 設定変更方法
個人用のメールボックスにて通知を受け取るために、プランごとに必要な手順、および、各ユーザーごとに必要な手順があります。

2-1. プランごとに必要な手順

  1. プランを作成した Office 365 ユーザーにて、Planner ページから対象のプランを表示します。
  2. プランの [] のメニューから、[プランの編集] をクリックします。
  3. [プランの会話フィードにタスクの割り当てとタスクの完了についての通知を送信します。] のチェックを入れ、[保存] をクリックします。(このメニューは、プランごとの設定となりますので、プランに対し 1 度実行いただくことで問題ありません。)
  4. 複数プランの設定が必要な場合は、それぞれのプランに対して a. b. c. の手順を実施します。

2-2. 各ユーザーごとに必要な手順

  1. 通知を受け取りたい Office 365 ユーザーにて、Planner ページから対象のプランを表示します。
  2. プランの [] のメニューから、[メールの更新通知に登録] をクリックします。(このメニューは、各ユーザーごとの設定となりますので、各ユーザーごとに設定いただく必要があります。)
  3. 複数プランの設定が必要な場合は、それぞれのプランに対して a. b. の手順を実施します。

逆に通知を止めたい場合は、2-1. c. にて[プランの会話フィードにタスクの割り当てとタスクの完了についての通知を送信します。] のチェックを外し、また 2-2. b. にて [メールの更新通知を停止] のメニューを選択します。

3. 受け取るメールの種類
本日 (2016 12 14 日) 現在の動作では、上記の 2-1. および 2-2. の設定を行うことで、下記の種類のメールを受け取ることが可能です。

  • 自分自身がプランを作成したとき
  • 他のユーザーによって自分がプラン メンバーとして追加されたとき
  • プラン メンバーが、いずれかのタスクにコメントを追加したとき
  • タスクに自分が割り当てられたとき
  • プラン内のタスクに [完了] のマークが付けられたとき

なお、オンライン サーバーの稼働状況により、メールの到着まで時間がかかる場合がありますので、ご注意ください。

今回の投稿は以上です。


本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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